中国:新排ガス基準「国6」、広州市が19年導入へ
2018-05-09 18:15
中国の大都市が自動車排ガス対策に力を注いでいる。自動車先進国を上回るペースで、排ガス基準の厳格化を急ピッチに進めている状況だ。広州市の環境保護局は7日、「小型自動車向けの第6段階・エンジン大気汚染物質排出規制」(通称:「国6」)を通知。2019年1月1日の正式実施を予定し、パブリックコメント(意見公募手続)を開始した。一部の指標は「ユーロ6」を上回り、「世界で最も厳しい排ガス規制に属する」という。
ガソリン車、軽油車を問わない。新たに購入する乗用車、市外から進入してきた重量3500kg未満の乗用車、商用車に「国6」基準を適用する。すでにナンバープレートが取り付けられた既存の自動車は規制しない。
中国の環境当局が設定したスケジュールを繰り上げる形。中国の環境保護部は、16年に「国6」基準の導入時期を発表した。全国を対象に「国6a」を20年、さらに厳格な「国6b」を23年にそれぞれ実施すると予告している。
「国5」と比較し、「国6a」の基準では一酸化炭素の排出量を30%削減しなければならない。同じく「国5」と比較し、「国6b」の基準では排出量を一酸化炭素で50%、窒素酸化物で42%ずつ削減する必要がある。
広州市が今回定めたスケジュールは、「国6a」の緩衝期間が設けられていない。国家目標のスケジュールを4年前倒して、「国6b」に直接移行する計画だ。
中国では、18年1月から「国5」基準が全国適用されている。
(編集担当:亜州IR=サーチナ)